若い世帯に人気の賃貸アパートですが、間取りに気を取られてしまい建具までしっかりチェックする人は少ないと考えられます。
賃貸アパートは、低いコストで建設されている例が多く、使用されている建具にもコストダウンが図られている場合もあります。
室内ドアを例に取ると、合板仕様の軽いものであったり、ノブが簡素なものであったりします。
また立て付けに問題がある例も少なくありません。
もちろん、実用上に問題がなければよいという方も多いかもしれませんが、あまりにもグレードの低い室内ドアは、遮音性に劣っていたり穴があきやすかったりと質の面での不安もあります。
また玄関ドアもグレードが低いと、使い勝手がよくなかったり、断熱性が低かったりすることがあります。
良い賃貸アパートは、入居者目線で建てられていますので、小さな部分にも手を抜かずにしっかりと作られていることが多いものです。
内覧する場合には、間取りだけでなくドアなどの建具の面にも目を向けて選ぶのがよいでしょう。
賃貸アパートを借りている際、最初は1人暮らしをしていたが、後から同居人が増えるというケースがよくあります。
たとえば恋人と同棲を始めたなどのケースです。
この際、契約で住人は1人という条件で入居を許可している場合などに家主との間で揉めることが少なくありません。
同居人が増えたので立ち退いてくれ、というように要求されることもあります。
こういう場合の立ち退き請求は、家主の権利の乱用とされる場合が多く、よってそこの住人は1人のみという賃貸契約自体が無効とされることが多いです。
また、賃貸アパートに夫婦で住んでいて、のちに子供が生まれた場合も同様で、特約があるからとって、家主が一方的に子供が生まれた夫婦に立ち退きを請求するというようなことは、無効とされるケースが多いです。
子供が生まれたら、立ち退きを請求するというよう契約は、家主の権利の乱用と考えられているためです。
とは言うものの、やはり家主側とトラブルを起すと、居づらくなるのも事実ですから、契約する際に条件をしっかり確認しておくことが重要です。
Last update:2018/8/8